水道代は月にどれくらいかかっているのでしょうか。
2人以上の世帯では、上下水道代が月に平均5,207円かかっているとの調査結果があります。
(政府統計 家計調査報告 2022年平均結果)
1年にすると62,484円です。毎月積み重ねていくと大きな金額になりますね。
それでは、この水道代を節約するにはどうしたらいいでしょうか。
水を多く使う場所は、
- お風呂
- キッチン
- 洗濯
- トイレ
- 洗面所
です。これらの場所での節約方法についてみていきましょう。
(水道代の節約1)お風呂
一般家庭で水を多く使う場所と言えばお風呂です。水道代が一番かかる場所と言えるでしょう。
(お風呂の節水1)浴槽に貯める湯量を少なくする
一般家庭では浴槽のサイズは200Lと言われています。
浴槽に満タンにお湯を張れば水道代は高くなってしまいます。
浴槽に毎日200Lのお湯を貯めている場合、一度180Lでお湯はりをしてみましょう。
180Lで問題なければ、次は160Lで試してみましょう。
160Lくらいあれば胸元までつかることができるので、十分に温まることができます。
お湯はりの量を180Lにして1日に20Lの節約ができれば、1カ月で600Lのお湯を節約できます。
一般的によく言われる1L=0.3円で計算しても、月に180円の節約ができます。年間2,160円です。
さらに、1日40Lの節約ができれば月に360円の節約になります。年間にすると4,320円にもなります。
半身浴でもよければ、100Lでも十分に足ります。
(お風呂の節水2)節水シャワーヘッドを使う
一般家庭で既存でついているシャワーヘッドを、節水機能付きのシャワーヘッドに交換すると、水道代を抑えることができます。
水の出る穴を小さくして水圧を高めたり、シャワーの水に空気を含ませることで節水するタイプなどがあります。
また、シャワーヘッドの手元にスイッチの付いたタイプなら、こまめに出したり止めたりと調節できるのでおススメです。
おすすめは田中金属製作所の節水シャワーヘッド「ボリーナ」です。
0.0001mm(=0.1μm)のウルトラファインバブル(超微細気泡)を発生させ、節水効果は最大で50%にもなります。
これにより水道代が年間約20,000円の節約になります。(田中金属製作所のサイトより)
また、ウルトラファインバブルの超微細な気泡は、毛穴やシワの奥まで入りこみ、お肌の汚れを吸着してやさしく洗い流してくれます。
ちなみに、「ボリーナ リザイア」というモデルは、止水ボタン付きで便利です。
(お風呂の節水3)体を洗うのにお風呂のお湯を使う
上記では、体を洗ってお湯で流すときにシャワーを使う場合について説明しました。
しかし、体を洗う時に、シャワーを使わずに湯船に溜めたお湯を手桶ですくって使うと水道代を節約できます。
簡単な方法ですが、シャワーのお湯に使うガス代も節約できるので一石二鳥と言えます。
↓風呂桶と言えばケロリン。銭湯に行ったらケロリン。
(お風呂の節水4)残り湯を有効活用する
お風呂が終われば、浴槽には100L以上のお湯が残っているので、貯めたお湯をそのまま流してしまってはもったいないです。
この残り湯を有効活用しましょう。
- 洗濯
- 水拭き掃除
- トイレ掃除
- 庭木の水やり
- 夏の打ち水
などにつかうのが効果的です。
残り湯を洗濯に使う場合、一晩経つと浴槽の水は雑菌が1,000倍も増殖するとも言われているので、朝の洗濯に使うと匂いの原因にもなってしまいます。
まだ温かいお湯のうちに洗濯に使えば、水よりも汚れ落とし効果も強いですし衛生面でも安心です。
ただし、お風呂の残り湯は洗いに使う分には良いですが、すすぎには使わないようにしましょう。
衛生面からすすぎには水道水を使うのがよいです。雑菌により洗濯物に臭いがつく場合があります。
↓じょうろはお気に入りを探してみてね!
(水道代の節約2)キッチン
一般家庭ではキッチンで洗い物に水を多く使います。洗い物の方法によって水道代を節約することができます。
(キッチンの節水1)洗い物の時間を短くする
一般家庭では洗い物の時の水の使い方が、水道代を節約するポイントです。
洗い物の時間が長くなればなるほど使う水の量は多くなってしまいます。
以下のような工夫をすれば洗い物の時間を短くすることができます。
- 食器は重ねずに下げる
- コップなど油汚れの少ないものから洗い、上に重ねていき、まとめて水ですすぐようにする
- 油汚れのついたものは、紙やティッシュ等で拭いてから洗う
食器を重ねると、裏に油汚れがついてしまい、汚れを落とすのに時間がかかってしまいます。
洗った食器を水ですすぐ時は、重ねておいてからまとめてすすぐと効率的です。
また、油汚れがひどいものは、あらかじめ大まかにふき取っておくと、洗う時間を減らすことができます。
↓キッチンにティッシュを置くなら便利かも。
(キッチンの節水2)食洗器を使う
一般家庭では食器を手洗いの所がまだまだ多いでしょう。
手で食器を洗うとどうしても多くの水を使ってしまいます。
水道代を抑えるためには食洗器を使いましょう。
食洗器なら、少ない水の量で効果的に洗ってくれます。
また、食洗器は高温のお湯で一気に洗うので、手洗いよりもガス代の節約になる点も注目です。
(水道代の節約3)洗濯
洗濯も毎日欠かせないもの、水道代の節約には避けて通れません。
(洗濯の節水1)洗濯物はまとめて洗う
洗濯の回数が増えれば増えるほど、水の使用量が多くなってしまいます。
なるべくまとめて洗濯することで、回数を減らせば水道代を下げることができます。
ただし、満タンに入れてしまうと洗浄力が落ちてしまうので、7~8割の量で洗うようにしましょう
(洗濯の節水2)すすぎ1回にする
市販の洗剤の中にはすすぎ1回でOKなものがあります。
洗剤を変えてすすぎの回数を1回にすれば、水道代を減らすことができます。
すすぎ1回でOKな洗剤の一つがナノックスです。
一般家庭では十分に汚れを落としてくれるのでおススメです。
(洗濯の節水3)縦型よりもドラム式を選ぶ
一般家庭でもドラム式の洗濯機が普及してきました。
縦型の洗濯機よりも、ドラム式の洗濯機の方が使う水道代は少なくて済みます。
ただし、製品価格はドラム式の方が高価なモデルの方が多いので注意しましょう。
洗濯機で使う水道代ですが、1回の洗濯で、縦型が40円、ドラム式が22円とその差は18円ほどです。(パナソニックのデータより)
縦型とドラム式の本体の値段の差が10万円だとすると、本体の価格差を水道代の安さで元を取るには、1日1回の洗濯で15年以上かかる計算になります。
↓ドラム式洗濯機というと、こういうのです。
(水道代の節約4)トイレ
トイレも水を多く使う場所の一つです。トイレの使い方が変われば水道代も変わります。
(トイレの節水1)レバーの大小を使い分ける
習慣でいつも「大」で流している場合は「大」と「小」の使い分けをしっかりしましょう。
また、癖で何度もトイレの水を流している場合は、流す回数をむやみに増やさないことで水道代を節約することができます。
(トイレの節水2)手洗い付きタンクで手を洗う
一般家庭にもタンクレストイレは普及してきましたが、タンク付きのトイレもまだまだあります。
タンク付きのトイレの中には、手洗いがついているタイプのものがあります。
家のトイレに手洗いつきタンクがあるなら、タンクに流れる水で手を洗いましょう。
洗面所で手を洗うよりも、水道代が節約できます。
↓トイレタンクで手を洗うなら、タオル掛けが要るよね、という人に。
(トイレの節水3)節水型トイレに買い替える
一般家庭では、昔のトイレは1回に13Lの水を使って流していましたが、今の節水型トイレは、1回に5Lほどの水で済んでしまいます。
その差は8Lです。1日に5回トイレを使うとすると、1日に40Lかかります。1年にすると14,600Lです。
1L=0.3円で計算すると、年間で水道代は4,360円もの差になります。
トイレ自体を交換するのに大きいお金が必要なので、簡単には交換できませんが、不具合が出ているときには交換も検討してみましょう。
(水道代の節約5)洗面所
洗面所も毎日利用する場所です。水道代の節約のためにも習慣を見直してみましょう。
(洗面所の節水)歯磨きはコップを使う
洗面所で歯磨きをするとき、蛇口のレバーを開きっぱなしにして歯を磨いていませんか?
歯磨きの時に、コップに貯めた水を使いましょう。水を流しっぱなしにして歯磨きをすると、その分無駄になってしまいます。
↓コップに水が残るのが嫌、という人に向けた画期的な商品。
まとめ
日常生活で水を使う機会が多いのは、
- お風呂
- キッチン
- トイレ
- 洗濯
- 洗面所
です。そのなかでも特にお風呂やトイレは水を使う量が多いので、ここから見直しを始めると良いでしょう。
少しの工夫で年間で大きな差になってくるので、水の使い方を今一度見直して、水道代を節約しましょう。