KyashはVISAのプリペイドカードの一種です。
現金をあらかじめチャージして、Kyashのカードで支払うことができます。
Kyashのカードに種類があり、残高にも種類があるので、この記事を参考に使い方を確認しましょう。
Kyashとは?
Kyashとは、電子マネー決済サービスの一つで、
- 銀行口座
- クレジットカード
などからチャージして、Kyash残高から支払えるサービスです。
また、家計管理に便利な機能が付いているのもKyashの特徴です。
Kyashの特徴
Kyashの大きな特徴を以下の2つにまとめました。
(Kyashの特徴1)家計管理に役立つ
普段のお買い物をKyashにまとめることで、家計管理が楽になります。
Kyashでは支払いを自動で家計簿に付けてくれる機能を利用したり、共有の口座を使うことで、家計管理に役立つ使い方ができます。
(Kyashの特徴2)ポイントが貯まる
Kyashでお買い物をすると、Kyashポイントが貯まります。
貯まったポイントはKyashの残高に入金し、Kyash Visaカードによる支払いに利用できます。
(Kyashの特徴3)リワードで景品が当たる
Kyashは、デイリーチャレンジスタンプを4個貯めて、Kyashポイントを獲得できます。
デイリーチャレンジスタンプは、デイリーチャレンジ1回ごとにスタンプが1個貯まるものです。
これらの特徴については記事の後半で解説しています。
まずはKyashの基本的な使い方から解説します。
Kyashのチャージ方法
Kyashには以下のチャージ方法があります。
(チャージ方法1)銀行口座からの入金
銀行口座から入金ができます。本人確認が済んでいれば「キャッシュマネー」としてチャージされ、出金ができるなど自由度が高いですが、チャージにポイントは付きません。
口座振替
口座振替では、銀行口座をKyashに登録して無料でリアルタイムに入金できます。
すぐに支払いに使えるので便利です。
残高に応じて自動で入金してくれるオートチャージも設定できます。
入金専用口座への振り込み
「口座振替」に対応していない金融機関から、「入金専用口座」に振り込むことで国内すべての銀行から、1円からチャージすることができます。
振り込むには、本人確認が必要になります。
ただし、振込元の金融機関によっては振込手数料がかかることがあります。
ネットバンキング(ペイジー)
インターネットバンキングや、ATMから手数料無料でチャージすることができます。
チャージできる最低金額は3,000円からです。
ATMからのチャージでは、メニューの中からペイジーを選び、収納機関番号、お客様番号、確認番号などを入力します。
入金手数料は無料です。
セブン銀行ATM/ローソン銀行ATM・コンビニ からの入金
コンビニのATMで「スマートフォンでの取引」を選択して進めます。
入金手数料は無料です。
(チャージ方法2)クレジットカード・デビットカードからの入金
クレジットカードやデビットカードからチャージが出来ます。
クレジットカードの利用に対するポイントも貯まるのでお得なチャージ方法です。
ただし、このチャージ方法だと「キャッシュバリュー」としてチャージされ、出金などはできません。
カードは最大 5枚 登録可能です。
24時間につき1枚 のカードを登録できます。(※23:00~翌10:00は登録できません)
(チャージ方法3)イマすぐ入金
必要な金額を今すぐにチャージし、支払いが翌月末になる、あと払いタイプの入金方法です。
3,000円〜50,000円までの金額Kyashにチャージできます。
一見とても便利ですが、500円以上の手数料がかかるので、なるべく利用しない方が良いでしょう。
Kyashの残高
Kyashにチャージした残高は、本人確認の有無やチャージの方法により2種類に分かれます。
- Kyashマネー
- Kyashバリュー
の2つです。
(アカウントの種類)マネーアカウントとバリューアカウント
本人確認が済んでいれば「マネーアカウント」となり、チャージ時の残高が、銀行口座チャージで「Kyashマネー」、クレジットチャージで「Kyashバリュー」となります。
本人確認していない場合は、「バリューアカウント」となり、どのチャージ方法でもチャージ時の残高は「Kyashバリュー」となります。
(残高の種類)KyashマネーとKyashバリュー
Kyashマネーは出金ができるのに対して、Kyashバリューは出金ができません。
KyashマネーもKyashバリューも基本的には送金ができます。
しかし、今すぐ入金でチャージしたKyashバリューは送金できません。
Kyashポイントの使い道
Kyashポイントの使い道にはどのようなものがあるのでしょうか。
Kyashポイントは、他社ポイントなどには交換できません。
Kyashポイントは 1ポイント=1円 として残高に入金し、お買い物に利用できます。
使い道に困ることはなさそうですね。
Kyashの月間ポイント還元率と還元上限
Kyashの月間ポイント還元率と還元上限は、本人確認済みのKyashマネーアカウントである場合、
- クレジットチャージ
- 銀行口座チャージ
で変わってきます。
クレジットチャージの場合
クレジットチャージをする場合は、Kyashバリューになるため0.2%還元です。
月の上限は100ポイントなので、月に50,000円の利用が上限になります。
銀行口座チャージの場合
銀行口座からチャージする場合はKyashマネーになるため、月のポイント上限は上がります。
Kyashのカードの種類によって変わります。
- Kyashカード・・・1%(上限1,200ポイント)
- KyashカードLite・Kyash Card Virtual・・・0.6%(上限600ポイント)
クレジットチャージと銀行口座チャージとどっちがお得?
ただし、クレジットカードチャージではクレジットカードのポイントが貯められるものがあるので、その方がお得になります。
利用金額の1%以上ポイントが貯まるカードなら、クレジットチャージの方がお得でしょう。
Kyashのカードについて
Kyashでは、3種類のカードを作ることができます。
- Kyash Card
- Kyash Card Lite
- Kyash Card Virtual
このうちKyash CardとKyash Card Liteは実物のカードがありますが、Kyash Card Virtualはスマホで使うバーチャルカードです。
Kyash Card | Kyash Card Lite | Kyash Card Virtual | |
ICチップ決済 VISAタッチ決済 | ○ | × | × |
1回の支払い上限 (本人確認済) | 30万円 | 10万円 | 10万円 |
1カ月の支払い上限 (本人確認済) | 100万円 | 15万円 | 15万円 |
Kyashマネーの ポイント還元率・ (付与上限) | 1% (1,200P) | 0.5% (600P) | 0.5% (600P) |
Kyashバリューの ポイント還元率・ (付与上限) | 0.2% (100P) | 0.2% (100P) | 0.2% (100P) |
発行手数料 | 900円 | 300円 | 無料 |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
(カードの違い1)支払い上限
カードの種類によって支払い上限額が変わります。
Kyash Cardが一番上限が高く設定されており、1回30万円、1カ月に100万円まで決済できます。
Kyash Card Virtualの利用上限は1回に10万円まで、1カ月に15万円までです。
(カードの違い2)ポイント還元率
銀行口座からチャージしたKyashマネーの場合は、ポイント還元率がカードによって異なります。
クレジットチャージしかしないなら、必ずKyashバリューになるため、どのカードでもポイント還元率は変わりません。
(カードの違い3)支払い方法
Kyash Cardは実店舗でもICチップ決済やVISAタッチ決済で支払えますが、発行手数料が900円かかるのがネックです。
Kyash Card LiteやKyash Card Virtualの場合は、
- 実店舗では・・・クイックペイで支払い
- オンライショップでは・・・プリペイドカードの番号を入力して支払い
というような2通りの支払い方法になります。
どれを選ぶと良い?
家計簿機能を使って、Kyashでの支払いをメインに使うなら、Kyash Cardの発行は大いに役立つと思います。
ただし、クレジットカードチャージでKyashバリューを使っていくなら、どのカードを選んでもポイント還元率・還元上限は同じです。
従って、Kyash Card Virtualなら発行手数料が無料なのでおすすめです。
また、後で解説するように他社電子マネーチャージをメインに使うなら、発行手数料のかからないKyash Card Virtualがよいでしょう。
Kyashの支払い方法
Kyashの支払い方法は、カードの種類によって異なります。
(支払い方法1)Kyash Cardの支払い方法
Kyash Cardの支払い方法は、
実店舗でのお買い物で、
- ICチップ決済
- VISAタッチ決済
- クイックペイで決済
オンライショップでは
- プリペイドカードの番号を入力して支払い
という支払い方法です。
(支払い方法2)Kyash Card Lite・Kyash Card Virtualの支払い方法
Kyash Card Lite・Kyash Card Virtualの支払い方は、
実店舗でのお買い物で、
- クイックペイで決済
オンライショップでは
- プリペイドカードの番号を入力して支払い
という支払い方法です。
Kyashの便利な機能1:家計簿を自動でつけてくれる
Kyashには、家計簿を自動でつけてくれる便利な機能があります。家族みんなで使えばおうちの家計簿が勝手に完成します。
Kyashを使ってお買い物をすると、スマホに通知が届きます。
お買い物の内容は自動的にカテゴリに振り分けてくれるので家計簿をつける手間がありません。
予算の背ってもできるため、今どれくらい使っているか、あとどれくらい使えるかがすぐに分かります。
- 毎月つい使いすぎてしまうけど、何にいくら使っているか分からない
- 支出を減らして節約をしたいけど、家計簿をつけるのは苦手
という人には便利な機能です。
Kyashの便利な機能2:共有口座が作れる
Kyashは家族間・夫婦間で共有口座を作ることができます。
家計の管理が簡単になる
共有口座からそれぞれお買い物をすることで、支払いをまとめられるため家計管理が簡単です。
先ほどの家計簿を自動でつけてくれる機能と合わせると、家族の間で家計管理に大いに役に立ちます。
夫婦で違うクレジットカードで支払っていたら、1カ月にどれくらい使ったのかをまとめるのも大変ですが、Kyashなら何もせずとも家計簿が完成しています。
共有口座と個人口座とのやり取りもできる
Kyashの個人口座と別に共有口座を作って、
- 個人口座から共有口座へ
- 共有口座から個人口座へ
とお金のやり取りをすることができます。
例えば、
- お家のお金を共有口座に入れて、普段の生活費を底から支払う
- お小遣いは個人口座へ送金し、それぞれが個人口座から使う
というような使い方ができます。
家族みんなのお会計をまとめて管理できる感覚ですね。お小遣いを手渡ししなくてよいのが楽です。
夫婦・家族以外でも応用できる
また、Kyashは夫婦でなくても
- 恋人・パートナー
- 友達のグループ
- サークルや部活
などといった単位でも共有口座を作ることができます。
しかしやっぱり家族の中で一緒に使うと、お金の流れを家族みんなで把握できるので、家計を話し合うきっかけにもなり、これがKyashの魅力の一つでもあります。
Kyashから電子マネーチャージは?(ANA Payなど)
Kyashの残高から他の電子マネーへのチャージは、2024年3月21日をもって、以下のものがチャージ不可になりました。
以前は
三井住友カードゴールド(NL)→Kyash→ANA Pay
といったルートでチャージするのに重宝されていましたが、Kyash→ANA Payのルートが閉鎖されたため使えなくなってしまいました。
↓ANA Payについてはこちら
Kyashを始めてみよう
Kyashはアプリをダウンロードして会員登録すれば使い始めることができます。
Kyashを始めて便利に使ってみましょう。
まとめ
Kyashは、普段の支払いをまとめることで家計管理を簡単にすることができます。
また、家族間でお金の管理ができる点がメリットと言えます。
あなたに合った使い方で、Kyashを活用してみましょう。