この記事では、MIXI Mの基本的な使い方と、ポイントプログラムがお得なのかが分かります。
MIXI Mはお得なのかなぁ?
MIXI Mとは何か?
「MIXI M」(ミクシィ エム)とは株式会社MIXIが運営するプリペイドカードのことです。
「MIXI M」には、
- 「バーチャルカード」
- 「リアルカード」
の2種類があります。
リアルカードは発行に手数料がかかりますが、クレジットカード感覚でお買い物に使えて便利です。
「MIXI M」バーチャルカード
「MIXI M」のアプリから、
- VISA
- JCB
のどちらかのブランドのバーチャルカードを発行することができます。
MIXI Mのバーチャルカードの使い方
クレジットカードや銀行口座からチャージしてオンラインの決済(ネットショッピング)に利用できます。
また、QUIC Pay+やモバイルSuicaへのチャージを利用すれば街のお店でも支払いに使えます。
MIXI Mのバーチャルカードの発行可能枚数
バーチャルカードは最大30枚まで発行することができます。
1枚目は発行料無料ですが、2枚目以降は発行手数料が1枚当たり100円(税込)かかります。
「MIXI M」リアルカード
2023年5月16日から、「MIXI Mリアルカード」が、申し込み、発行ができるようになりました。
「MIXI M」のアプリから申し込めます。
MIXI Mのリアルカードの選べるブランド
選べるブランドはVISAのみですが、リアルカードなので多くのお店で利用できます。また、VISAのタッチ決済に対応しています。
MIXI Mのリアルカードの手数料と有効期限
年会費は無料ですが、発行手数料が定価で1,000円(税込)かかります。
有効期限は3年で、利用枠は50万円までです。
MIXI Mのリアルカードは、3年ごとに発行し直す必要があります。
その際に発行手数料が1,000円かかるので、実質年間333円がかかる計算になります。
MIXI Mのリアルカードの発行可能枚数
保有可能枚数は3枚までですが、発行手数料がそれぞれかかります。
つまり3枚発行すれば3,000円(税込)かかります。
MIXI Mのリアルカードは発行すべき?
MIXI Mのリアルカードは、発行手数料が1,000円かかり、有効期限も3年です。
リアルカードを作ってポイント還元率が上がるわけではないので、リアルカード発行はあまりおすすめしません。
ただし、街のお店でVISAクレジットカード払いをする機会が多く、年間333円以上の価値を感じられるなら発行するのが良いでしょう。
MIXI Mのメリット
MIXI Mはオンラインショッピングでも魅力を発揮します。
新しくお買い物をするショッピングサイトでは、セキュリティが不安なこともあります。
そんなときに、プリペイドカードのMIXI Mへ必要な分だけチャージして支払えば、カード番号を不正利用されても残高が残っていないため安心です。
また、MIXI Mのバーチャルカードは何枚も発行できるため、サイトごとに違うカード番号を使えば、どのサイトで不正利用されたかもすぐ分かります。
(バーチャルカードも、2枚目以降は発行手数料がかかる点には注意しましょう)
MIXI Mの使い方
MIXI Mの使い方は、
- バーチャルカード
- リアルカード
とで異なります。
順番に解説していきます。
(1)MIXI Mのバーチャルカードの使い方
バーチャルカードは実物のカードがないので、オンラインの決済に向いています。
ただし、Quic PayやモバイルSuicaと連携すれば、街のお店でもお買い物に使えます。
(バーチャルカード支払い方法1)オンライン決済
バーチャルカードはオンライン決済(ネットショッピング)に使うことができます。
カード番号や有効期限、セキュリティーコードなどは「MIXI M」アプリ上から確認することができます。
1カ月の利用上限は50万円となっています。(本人確認をしていないと上限3万円)
(バーチャルカード支払い方法2)QUIC Pay+支払い(実店舗での利用)
MIXI MのバーチャルカードはApple PayとGoogle Payに対応しており、「QUIC Pay+」の加盟店で決済ができます。
QUICPay+の1回あたりの決済上限は3万円で、1カ月の利用上限は50万円となっています。
(本人確認をしていないと1カ月の上限が3万円になります)
(バーチャルカード支払い方法3)モバイルSuicaにチャージ(実店舗での利用)
MIXI MのバーチャルカードはモバイルSuicaにカードを登録してチャージすることができます。
モバイルSuicaへクレジットカードから直接チャージすると、ポイントがつかないことが多いです。
しかし「MIXI M」を経由することで、クレジットカードのポイントを貯められます。
Suicaの残高上限は2万円で、1カ月の利用上限は50万円となっています。
(本人確認をしていないと1カ月の上限が3万円になります)
↓モバイルSuicaの使い方が分かります!
(2)MIXI Mのリアルカードの使い方
MIXI Mのリアルカードはバーチャルカードと同様に、QUIC PayやモバイルSuicaと連携して支払うことができます。
さらに、リアルカードの場合はVISAの加盟店で、カードを使ってIC読み取り、VISAのタッチ決済で支払うことができます。
クレジットカードのように、使えるお店が多く、支払いも簡単にできます。
MIXI Mの使えないお店
MIXI Mには使えない利用先があります。
プリペイドカードの仕様上、下記の支払いに利用できない場合があるので注意しましょう。
利用不可店舗の一例
- 一部の月額・継続契約の利用料金
- ファンクラブ会費・ニュース配信サイト等
- スポーツクラブ会費
- 各種公共料金(電気・ガス・水道料金等)
- 電話料金・通信料金およびそれらに付随する料金
- インターネットプロバイダ利用料
- 衛星放送・CATV視聴料
- 新聞購読料(電子版含む)
- 損害保険料・生命保険料等
- レンタルサーバ料金
- ウォーターサーバ定額サービス
- 通信教育費
- その他各種月額料金
など
- 一部の航空会社
- 一部の宿泊施設(旅行代理店でのお支払いは可能です)
- ガソリンスタンド
- レンタカー
- 高速道路・有料道路料金
- 機内販売
- 特急券
- 税金などの公金の支払い
- 一部プリペイドカード への入金
MIXI Mの残高へのチャージ
MIXI Mへの残高へチャージする方法は以下の2つがあります。
- 銀行口座からのチャージ
- クレジットカードからのチャージ
(チャージ方法1)MIXI Mへ銀行口座からチャージする
MIXI Mへの残高への銀行口座チャージに対応した金融機関は以下の通りです。
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
(チャージ方法2)MIXI Mへクレジットカードからチャージする
MIXI Mへの残高へクレジットカードチャージできるブランドは、
- VISA
- MasterCard
となります。
クレジットカードは合計10枚まで登録できます。
ただしクレジットカードチャージできるのは、本人名義のカードに限られます。
MIXI M残高の有効期限について
MIXI Mのチャージの残高は最終利用日から3年間です。
また、MIXI Mを使っていれば有効期限は伸びていきます。
リアルカードの有効期限に注意
リアルカードの有効期限は発行してから3年なので、3年経つと再度発行する必要があります。
その際に発行手数料1,000円(税込)がかかります。
カードの有効期限と残高の有効期限は別なので、カードの有効期限が切れたらそのカードは利用できなくなりますが、残高へは影響しません。
再度カードを有効にすれば使用できます。
送金ができる
「MIXI M」はアカウント間で送金ができます。送金の上限は月に10万円まで。
受け取りは、月合計10万円までは手数料がかかりませんが、10万円を超える部分は、5%の手数料が差し引かれるので注意が必要です。
MIXI Mの利用で、MMポイントが貯まる
MIXI Mではポイントサービスが始まりました。
MIXI Mのプレミアム会員なら、
- VISAブランドのリアルカード
- VISAブランドのバーチャルカード
のどちらかで支払えば、支払額の0.2%のMMポイントが貯まります。
JCBブランドではポイントが貯まらないので注意しましょう。
MMポイントとは?
MIXI Mのバーチャルカード、リアルカードで支払うと貯まるポイントです。
MMポイントは1ポイント = 1円でWALLET残高として利用できます。
MMポイントの付与時期は?
取引が確定した後30日前後にて付与されます
MMポイントの有効期限は?
ポイント付与より120日間有効です。
120日経過後は自動的に失効します。
MIXI Mのプレミアム会員とは?
MIXI Mのプレミアム会員は有料のサブスクサービスです。
プレミアム会員の利用料金は
プレミアム会員では、月額480円がかかります。
プレミアム会員の利用料の支払い方法
プレミアム会員の月額利用料は、MIXI MのWALLET残高から支払われます。
契約期間は1ヶ月です。
2ヶ月目以降も自動で継続となり、月額480円がWALLET残高へ自動請求されます。
プレミアム会員のサービス内容
プレミアム会員には以下の4つのサービス内容があります。
- ガソリンスタンド・ホテルでのリアルカード決済が可能
- バーチャルカードの発行が毎月3枚まで無料
- 残高の受取手数料が毎月5,000円まで無料
- 海外加盟店での決済サービス手数料が無料
(サービス1)ガソリンスタンド・ホテルでのリアルカード決済が可能
ガソリンスタンド・ホテルでのリアルカードが使えるようになります。
ただし、加盟店等による制限で一部利用できない場合があります。
(サービス2)バーチャルカードの発行が毎月3枚まで無料
バーチャルカードが月に3枚まで無料で発行できます。
ただし、無料発行期間は加入月から3ヶ月です。
毎月3枚ずつ発行すればバーチャルカードを無料で9枚発行することができます。
バーチャルカードは1枚目は発行料無料ですが、2枚目以降は発行手数料が1枚当たり100円(税込)かかります。
(サービス3)残高の受取手数料が毎月5,000円まで無料
通常、月に10万円を超える残高の受取には、受取金額の合計額に対して5%の手数料が発生します。
プレミアム会員なら、月に20万円までの手数料が無料となります。
(サービス4)海外加盟店での決済サービス手数料が無料
通常、海外通貨での決済には、円換算での決済金額に対して3%のサービス手数料が発生します。
プレミアム会員ならこの手数料が無料になります。
プレミアム会員はお得なの?
プレミアム会員はポイントが付くとはいえ、月額料金がかかります。
プレミアム会員への加入はお得なのでしょうか。
プレミアム会員で元を取るには?
結論から言うと、
月に240,000円以上MIXI Mで支払うならお得
だと言えます。
月に480円の月額利用料で、還元率が0.2%なので、24万円の支払いでちょうど480円分のポイントが貯まり、元が取れると言えます。
つまり、
- バーチャルカードを何枚も発行したい
- 残高の受取金額が10万円以上で高額になる
といったケースを除き、あまりお得にはならないでしょう。
MIXI Mのお得な使い方
「MIXI M」には、プレミアム会員以外はポイントが付与されません。
「MIXI M」の残高にチャージするときに、クレジットカードのポイントが付きます。
このポイント還元を利用しましょう。
(お得な使い方1)エポスゴールドカードと一緒に使う
クレジットカードチャージに利用するのに相性が良いのはエポスゴールドカードです。
これに、エポスゴールドカードの年間100万円利用達成、家族ポイントの年間100万円利用達成により+1.1%還元を合わせると、合計最大1.6%還元を受けることができます。
以前はエポスゴールドカードの「選べるポイントアップショップ」の中に、「ミクシィ」があり、「MIXI M」の残高チャージの際に、1.5%還元が受けられました。(合計最大2.6%還元)
しかし、2023年9月からは対象外となってしまいました。
ただし、エポスゴールドカードはそのまま使っても最大1.6%還元と、MIXI Mへチャージして使う場合と還元率では変わりません。
このエポスゴールドカードからMIXI Mへのチャージが輝くときは、
年間100万円利用丁度にするためのチャージに使う
ことです。
「あと少しで年間100万円利用に届く」という時にMIXI Mへチャージすれば、チャージ金額を調節できます。
エポスゴールドカードの還元率は、年間利用額が100万円の時には
- 基本還元率分・・・5,000ポイント
- ボーナスポイント・・・10,000ポイント
の合計で1.5%還元になります。
しかし年間利用額が100万円を超えて使い続けると、それ以上はボーナスポイントが貰えないため合計還元率が下がっていってしまいます。
このように年間利用額を調節するのにMIXI Mが役に立ちます。
↓エポスゴールドカードのお得な使い方が分かります。
(お得な使い方2)MIXI MからモバイルSuicaへチャージする
モバイルSuicaへ直接クレジットカードからチャージすると、「ビュー・カード」のようにポイントが付くカードもあります。
しかし、多くのカードではポイントが付きません。
その場合、「MIXI M」を経由してモバイルSuicaへチャージすれば、クレジットカードから「MIXI M」へチャージした時にポイント還元が受けられます。
↓モバイルSuicaのお得な使い方が分かります!
まとめ
「MIXI M」にはバーチャルカードとリアルカードがあります。バーチャルカードは発行手数料がかかりませんが、リアルカードは手数料がかかります。またリアルカードは有効期限が3年間という点にも注意が必要です。
「MIXI M」の利用では通常ポイント還元がありませんが、プレミアム会員ではポイントプログラムがあります。
ただしプレミアム会員のサービス内容を見て、お得になるかはよく確認しましょう。
クレジットカードからの残高チャージでクレジットカードのポイント付与を得られます。
これを利用するのが良いでしょう。